始まった日々
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あたしはパチンと指を鳴らし、
「ええこと言う、一くん!平ちゃんは、あたしがまたそういう【いかがわしいお店】に連れ戻されてもええっていうわけやね?」
「そうは言ってねぇよ!」
怒ったように平助くんは言ったが、すぐにニヤッと顔を崩した。
「けどさ、知ってたら、のぞみに【逢ひ状】出したのにな」
うっふふ、と肩を揺らす。
一くんが顔を真っ赤に染めた。
【あいじょう】なるものが何か知らないが、一くんの顔を見れば予想はつく。
きっと【指名】みたいなもんだろう。
「いやらしいな、もうっ」
あたしは、どん、と平助くんの肩を押した。
だけど、そうなのかと改めて思う。
この時代、売春は禁止されていない。
この三人もすでに二十歳を迎えているのだから、当然【筆下ろし】だって済んでいるだろう。
(いや、済んでいないとかえってヤバイ気もするし……)
もしかしたら、キャバクラに行くくらいの感覚なのかもしれない。
(そんなくせに、【二ノ腕を出すな】とか【脚が見えすぎ】とか色々うるさいねんかなぁ……)