始まった日々
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「なあ、ちょっと写真撮らして」
「しゃしん?」
平助くんが小首をかしげる。
「ああ、例のヤツだね」
総司くんは、経験があるだけにピンときたようだ。
そこで、あたしは総司くんに使い方を教える。
一くんと平助くんが、目を丸くしている前で、総司くんはさっさと使い方をマスターしてしまった。
「じゃ、撮るよ?」
スマホをあたしに向ける。
──カシャ、
撮ってもらった写真を確認して、更にポーズを変えて撮り、
「そや、四人で撮ろうさ」
あたしは、バッグをごそごそしてセルカ棒を付けた。
「ほら、あたしの周りに集まってやぁ」
恐ろしいものを見るように固まっている一くんの腕をとり、くっつく。
「ほな、はい、チーズ」
カシャ、──と音が鳴ったとたん、バッテリーが切れてしまった。
「──あっ、」
「ど、どうかしたのか!」
一くんが心配そうにする。
「バッテリー、なくなってしもた」
「ばってり?」