The Nightmare After Christmas
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「………」
「何だ」
「アホ野郎はやめてください」
「さっき、お前ぇが言ったじゃねぇか。馬鹿じゃなく阿呆と呼んでくれって」
「【アホ】と【アホ野郎】は別モンです」
土方さんは、面倒臭そうに「チッ」と舌打ちした。
「で、誰なんだ!」
「野口さんです」
「野口だァ?」
そう言ったきり口をつぐんで何か考えるようにしてから、もう一度土方さんは言った。
「野口だ?」
「はい、切腹です」
土方さんは絶句して、それから訊いた。
「一体何をやらかした」
あたしはため息まじりにつぶやく。
「ケンカの仲裁やそうです」
「ケンカの仲裁だァ?!
そんなことくれぇで、俺の居ねぇ間に切腹させちまったってぇのか!
誰だ、そんなことを勝手に決めた野郎は!!」
「近藤さんです」
「は?!」
「近藤さんです」
土方さんは、落胆したみたいに肩を落として大きくため息をついた。
「で?なんでお前ぇがそんな格好なんだ。
野口と懇ろになってたのか」
「リクちゃんです」
「誰だ、リクってぇのは」と、土方さんは袴の紐を解く。
「お台所の女中さんです。あたしくらいの年の。
おマサさんが、リクちゃんをお通夜に連れてったげて欲しいって」
「ふうん、野口といい仲だったのか?」
「はい、結婚しようって約束したはったみたいで……」