始まった日々
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「ああ、もう。じれったいな」
総司君は、そう言ったかと思うとおもむろにあたしの帯に手を差し込んだ。
「ほら、ここだよ」
「そっ、総司!!」
「なんだよ、さっさと終わらせなよ。出かけられないじゃない」
「わかった。平ちゃん、かして?」
あたしはまた平助くんから脇差を受け取って総司くんが手を入れているところへ、ぐい、と差し込んだ。
「大刀は、ここね」
もう一枚外側に手を入れる。
「オッケー」
長い刀を苦労してそこに突っ込んで、あたしは満足して顔をほころばせた。
総司くんが、刀の【角度】を直してくれる。
「どう?どう?似合ってる?」
三人は、腕組みであたしを上から下まで見下ろして、
「い、いいんじゃないか。……なあ?」と一くん。
「うん、結構サマになってる」
平助くんも、満足気な顔つきだ。
あたしも、うんうん、とうなずく。
総司くんまで、にこにこした。
「いるいる。平隊士にいるよね、こういうキリっとした子」
「そやろ、そやろぉ?」
「大抵真っ先に斬られちゃう子ね」
そして話を落とした。