The Nightmare After Christmas
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「君たち、おなごの前でそんな話をするものじゃないよ」
山南さんに言われて、林さんと安藤さんは首を竦めた。
「誰が切腹しはったんですか?」
なんとなく軽い気持ちで訊くと、意外な名前が軽い調子で返ってきた。
「ああ、野口さんです」
「───え、」
野口さん、て───リクちゃんの恋人の野口さん以外にも【野口】という隊士がいるのだろうか?
あたしの表情を見て、林さんが説明を加えた。
「ほら、芹沢さんのお仲間やった」
───そんな、
(なんで?!)
まず疑問詞が浮かんだ。
だって、野口さんはオリジナルメンバーだ。
何をすれば切腹なるか、よく知っているはずである。
それに、芹沢さんがいた頃ならいざ知らず、一人になってからは真面目に隊務をこなしているはずだ。
そもそも芹沢さんがいたころから、彼だけは【まとも】な人だった。
それに、今はリクちゃんとのこともあるから、そんな切腹になるようなことをしでかすはずがない。
(リクちゃん………!!)
リクちゃんを目で捜すと、手を口に当てて目を見開いている。
その身体を横にいたスエちゃんが支えていた。
「なんでなんですか?」
「さあ、───俺もはっきりとしたことは知らないんですけど」
「はっきりとしたこと知らなくて、介錯したんです?」
「はあ、………」
安藤さんというその隊士さんは、分が悪そうに頭を掻いた。