The Nightmare After Christmas
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自分の朝食を済ませ、山南さんと土方さんのお膳を回収し、あたしは台所をウロついていた。
というのも、今日は餅つき大会である!
下男さんたちの手が空き次第始まるとのことで、台所も忙しそうだ。
「のぞみはん、まだまだ始まりまへんよって、先に用事済ましてきはったらどうどす?」
苦笑を浮かべてリクちゃんが言った。
リクちゃんは、例の【クリス祭り】の夜、みんなの目を上手くかいくぐって野口さんと一夜を過ごした。
なんであたしが知っているかというと、翌日、興奮気味のリクちゃんが洗いざらい、こと細かくその夜の出来事を話してくれたからだ。
スエちゃんは、終始顔を真っ赤にしたまま、口をパクパクさせていた。
毎年、盆と正月の帰省を楽しみにしているリクちゃんだが、今回はここで野口さんとともに過ごしたいというようなことを言っている。
「ほら、早う!」
リクちゃんに背中を押されて、あたしは台所を出た。
仕方なくハタキを腰に差し、ザッザッと雑にほうきを動かしながら縁側を歩く。
新八さんと左之さんは不在なので、3回ほどはいて部屋を出た。
あたしの部屋を掃除した後は、総司くんの部屋をほうきで軽くなでて土方さんの部屋に来た。
「あれ?いぃひんやん」
文机の上に書き置きも無い。
ということは、掃除さえ済ませれば───あたしは自由!!
ということだ。
(がぜん、ヤル気出てきた!)
ぐるっと土方さんの部屋を見回したが、特に汚れたところはない。
(まあ、毎日ガミガミゆわれてやってるしな)
くるくる~っと回転しながら土方さんの部屋を出て、山南さんの部屋に向かった。
山南さんの部屋は障子が閉まっている。
中にいる証拠だ。
「サンナンさぁ〜ん、お掃除ですよ〜」
スッと障子が開いたのは、そこに馬詰さんがいるからだ。