The Nightmare After Christmas
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(すっかり忘れてた)
「ここは郭じゃねぇんだぞ。べたべたべたべた色目使いやがって。
他の連中にも示しがつかねぇだろうが」
土方さんの腰も同じように揉んでいるが、ひょっとして今まで【色目を使っている】と思われていたのだろうか。
もしそうなら、甚だ心外である。
「ほな、土方さんの腰ももう揉めませんね。
すいませんでした、今まで色目使てしもてて」
「はあ?俺に色目は使っちゃねぇだろうが」
(ほな、なんやねん)
土方さんの時と、山南さんの時と何が違うのかが分からない。
まあ、違うと言えば、会話の内容が違うかもしれない。
土方さんとは、どこか言い合いみたいになってしまいがちな会話も、山南さんとなら笑いが絶えない。
(自分が悪いんやん)
男前なんやから、もうちょっとニコニコすればいいのに。
話し方だって、つっけんどんな言い方をやめて、もう少しあたしの話を聞いてくれれば、あたしだってもう少し可愛く振る舞えると思う。
「お前ぇ、俺に色目を使ってたのか?」
唐突にそう言われて、
「そんなわけないでしょ!
なんで、あたしが土方さんに色目使わなアカンのですか、アホらしい」
そう返してしまった。
「フン、そうかィ」
憮然として土方さんは言うと、お味噌汁を「ズズーーーッ」とすすった。