命の恩人
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「そやけど、土方さんのお仕事のお邪魔でしょうし」
「誰が邪魔だなんて言ったんだ」
(なんなん、もう〜〜〜っ)
「そこの蒲団を使うといい。
寒い部屋で昼寝なんかさせて、風邪でもひかれたら面倒臭ぇからな」
なんだ、そういうことか。
それならそうと、もっと普通に言えばいいのに。
「すいません。じゃあ、ちょっと失礼します」
部屋の隅に畳んで置いてある、土方さんの布団を広げて横向けに寝転んだ。
掛け布団を鼻の上まで引っ張り上げると土方さんの匂いがする。
悔しいけど、やっぱりこの匂いが落ち着く。
あたしは、すぐに眠りに落ちた。
土方は肩越しにちらりと後ろを見た。
さっきまで「わーわー」言っていたと思ったら、あっという間に寝息を立てている。
【命の恩人】だと?───土方はむっとして眉を寄せた。
「お前ぇの命を救ってやったのは一体ぇ誰だ、馬鹿野郎」
命の恩人/終