始まった日々
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台所へ行くと、数人の女性が忙しそうに動いていた。
60才くらいの女性が一人、中年の女性が一人、それからまだ若い子が二人いる。
その中年の女性は、昨日の朝、給仕をしてくれていた女性だった。
忙しそうなところへ声をかけるのも気が引ける思いだが、勇気を出して言ってみる。
「あのう、何かお手伝いできることありませんかぁ?」
皆、はっとしてこちらを向いた。
そして、「どうしよう……」という動揺の瞳でお互いに顔を見合わせている。
もちろん【足抜けしてきた遊女】と聞かされているからだろう。
やがて意を決したように、その中年の女性がこちらにやってきた。
「ほな、浪士組の皆さんのお膳をお願いしてもよろしおすやろか?」
「はい!」
そう答えたものの、
(浪士組──って、うちらのグループのこと?)
「──あの、芹沢さんとこも?……ですか?」
すると後ろから声がかかった。
「それはあてがしますさかい、」
(──え?)
振り返ると、美人なおねえさんが立っていた。