始まった日々
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左之さんはもう少し高い。
新八さんは土方さんより少し低いくらいだろうか。
その時、一くんが通りかかった。
「一くん、おはよう」
「今朝は早いのだな」
笑い含みに言ってきたその顔は、あたしより少し高い位置にある。
それでも160センチ前半といったところ。
そして、あくびを噛みしめながらやってくる総司くんは一くんより少し高い感じだが。
ひいき目に見ても、165センチくらいか。
この中で【長身】と言い切れるのは、左之さんしかいないことになる。
総司くんはあたしを見ると、困ったような顔をした。
そしてくすっと笑う。
「寝る子は育つっていうけど、本当みたいだね」
あたしは自分の腕を突き出して。
「袖が短いって言うんやろ?」
総司くんはくすくす笑っている。
「そやけど、あたしそんなおっきないんやけどなぁ……」
くすくす笑って手拭いをぷらぷらさせながら、総司くんは井戸の方へ歩いて行った。
(涼しそうな顔してたけど、稽古してへんかったんかな……)
飄々とした後ろ姿を見送っていると、左之さんがやってきた。
「一緒に行こう」
そう言って、あたしの肩に手を掛ける。