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土方さんは、目を細めてあたしを睨み据えた。
「お前ぇは、暇じゃあねぇだろうが」
「え、ヒマですけど」
「大体、お前ぇがサンナンさんに付きっきりになっちまったら、俺の身の回りの世話は一体誰がするっていうんだ」
「あっはは」と、あたしは笑い声をあげた。
火鉢の上で、手の平と甲を交互にあぶりながら、あたしは言う。
「そうそう、言おうと思てたんです。
あたし、サンナンさんの身の回りのお手伝いをすることにしたんで。
土方さんには、自分で出来ることは自分でやってらもらおうと思って。
あ、でも、お仕事は今まで通りさせてもらいます。
お手紙書くくらい、サンナンさんのお部屋でも出来ますし。
ほんなら、サンナンさんも安心でしょ?一人ぼっちにならへんから」
土方さんを見ると、恐ろしい形相でこちらを睨みつけていた。
何か気に障るようなことを言っただろうか………?
「俺の仕事を手伝うなら、今まで通り、俺の身の回りの世話もするんだ。
勝手は許さんから、そう思え」
そう言って、指を突き付けた。
「ほな、サンナンさんのお世話は誰がするんですぅ?」
あたしは唇をすぼめた。
「誰か居るだろう?
明里が嫌なら、他の女を適当に見繕えばいい」
酷い言い方だ───そう思って、あたしは顔をしかめた。
「大体、お前ぇは、俺に拾ってもらって、俺に住むところや着るものの世話をしてもらってるんじゃなかったのか」