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「土方さんは、サンナンさんに休憩所に移って欲しいんですか?」
その質問が単刀直入過ぎたのか、土方さんは嫌そうな顔であたしを見た。
「ちっ」と、舌打ちすると、鬱陶しそうに言う。
「俺が何時サンナンさんを邪魔者扱いした?」
「そんなこと言うてませんけど、あんまりこだわると、厄介払いしたいようにも聞こえますよ?」
「はっ?俺が何時サンナンさんを厄介払いしようとしたって言うんだ」
「ほな、ここにいはってもええでしょ?
それがご本人の希望みたいですし」
「はん!」と、人をバカにしたように土方さんは笑った。
「【ご本人の希望】だと?」
「はい」
「いくら【ご本人の希望】だろうが、ここじゃあ無理なことだってある」
「なんです、無理なことって?」
「だから、」
土方さんは、あたしにどう説明すればいいのか、考えているようだ。
「だから、その、サンナンさんには、必要だろう?」
「なにがです?」
「だから、その、分かるだろう」
「?」
またもや土方さんは、「ちぃっ!」と盛大に舌打ちをした。
「身の回りの世話をする者が必要だろうが!」
「明里をここに住まわせる訳にもいかねぇし」と、ブツブツ言っている。
「あ、それ、いいんちゃいます?」
「何?」
「さっきも思たんですよ。
あたしじゃ気が利かなくて、サンナンさんのお世話を十分にしてあげられへんような気がして」
「なんで、お前ぇがサンナンさんの世話をするんだ」
「だから、あたしくらいしかいいひんでしょ?そんなヒマを持て余してる人って」