Home Sweet Home
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「やっぱり、君みたいに可愛い娘の顔を見ている方が気分いいよ」
「も、───もう!」
顔が熱くなって、手でパタパタと扇ぐ。
「何言うたはるんですか、もう!
あー、もう、顔熱あつなるやないですかぁもうーー」
山南さんは、クスクス笑って目尻を緩めている。
久しぶりに会った山南さんは、やっぱり王子様みたいに素敵で、怪我をしているのが嘘みたいにキラキラしている。
「サンナンさんこそ、相変わらず王子様感ハンパないからドキドキしますよ、もう〜」
「またまた、君こそ上手いことを言う」
こんな風に、またおしゃべりできるなんて。
山南さんの優しい笑顔が見られるなんて。
土方さんからの手紙で山南さんが斬られたと知らされた時には想像すら出来なかった。
それに、土方さんもいくらか気が楽になっただろう。
【サンナンさんは、俺の代わりに斬られたんだ】
そう言って、苦しんでいた土方さん。
あんな土方さんは、二度と見たくない。
もちろん、怪我に苦しんでいる山南さんを見るのも嫌だ。
(神さま、ありがとうございます!)
神も仏もあんまり信じていないけど、あたしは心の底からお礼を言った。
Home Sweet Home<1>/終