悔恨
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手紙が届いてから三日と経たずに、土方さん達は帰ってきた。
知らされていた通り、山南さんと総司くんの姿はない。
土方さんは、相変わらずの仏頂面であたしに着替えを手伝わせると、どこかへ出かけていった。
黒紋付で出て行ったので、くろ谷さんかもしれない。
(サンナンさんのこと、報告したりするんかな?)
そんなことを思いながら部屋に戻ろうと縁側を歩いていると、左之さん新八さんの部屋の障子がピッタリと閉められていた。
(────ははん、)
みんなで一くんを囲んで、山南さんの様子を聞いているに違いない。
あたしは、そろりと障子に近付き、聞き耳を立てた。
声を落としているせいか、ボソボソとした低い音が聞こえるだけだ。
あたしは、さらに耳を障子に近付けた。
すると、────ぴたりと声が止む。
(あら、バレた?)
「のぞみ?」
笑い含みな左之さんの声に続いて、障子がスっと開いた。
障子を開けてくれた平助くんを始め、皆、苦笑いを浮かべている──── 一くん以外は。
「入って来いよ、お前も聞いておいた方がいいかもしれない」
左之さんが手招きするので、これから叱られにいく子供みたいに、そろりと部屋に入った。