いきはよいよい
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(はぁあああ?!)
毎食あたしに上げ膳据え膳させてるのはどこのどいつだぁ?!
「ほな、土方さんのお膳ももう持って来ませんし。そういうことですよね?」
「そういうことじゃねぇ」
こいつ、しばいたろか───そう思ったがグッと我慢した。
「そういうことと違たら、どういうことなんですっ?」
すると、土方さんが急にグルっと身体をねじってあたしを睨み上げた。
(な、………なんやねんっ)
土方さんは、あたしの袂をつかむと、鼻をつけてくんくんと嗅ぐ。
そして、忌々しそうに袂を払いのけた。
「男の臭いをつけて、俺の所へ来るなと言ってるんだ」
あたしは、自分の袂を鼻に押し付けた。
なるほど、さっき、山南さんの匂い袋を持ったからだ。
きっと匂いのついた手で、知らず袂を触って、香りがついたんだろう。
あたしは、「あはは」と笑った。
「白粉の臭いプンプンさせて朝帰りする人が、偉そうにゆわんといてください」
土方さんは、プイッとまた前を向いた。
「いい匂いでしょ、これ。
サンナンさんて、カッコイイですよね。
なんかこう、しはることが一々が洗練されてるっていうか───。
ええとこのご子息なんでしょうかね?」
「知るか、北辰ってぇのはそういう鼻持ちならねぇ奴が多いんだよ」
不貞腐れたように言って、土方さんは、首をゴキゴキいわせた。
そして意地の悪い言い方でこう続ける。