恋敵手(ライバル)現る!?
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「螺鈿(らでん)だよ」
山南さんがくすくす笑った。
「螺鈿細工の印籠を贈り物に?
へーえ、大店のお嬢さんは羽振りがいいねぇー!
そんじゃ、ますます見てみたくなってきた」
そう言って平助くんは、あたしの手から風呂敷包みを奪った。
「平助、悪趣味だぞ」
「なんだよ、そういうサンナンさんだって、中身を見たんだろう?
知ってるってことはさぁ」
「私は中身が危険なものじゃないかどうか、検めただけだよ」
「言い回しが違うだけで、結果は同じだよ」
しゅるりと包みが解かれると、中から桐の小箱が現れた。
「おおい、何やってんだ!入ぇるぞぉ!」
甘味屋の暖簾から顔だけ出して新八さんが呼んだ。
恋敵手現る!?<5>/終