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後のことを女性にお願いし、あたしは風呂場を出た。
マサさんが気を利かせてくれたのか、浴衣が置いてある。
「そうか、キモノ着て寝んでええんや」
──そやけど、
この二日間着けっぱなしだったブラとパンツを、お風呂の中で洗ってしまった。
しかし、幸い浴衣は藍染のものだ。
(ま、ええか)
(ノーブラ、ノーパンで)
しばらく素っ裸のままウチワでバタバタ仰いでから、あたしは浴衣を着た。
くるぶしの上くらいに裾を合わせて、腰紐を縛り、帯は柔らかいものだったので、くるくると巻き付けてお腹の上に蝶々結びを作った。
「上手いこと出来たやん」
先ほどまで着ていた着物と袴を胸に抱いて、あたしは部屋へと戻った。
縁側をつたって歩いていくと、平助くんたちが輪になってお酒を飲んでいるのが見えた。
あたしの姿を見つけた左之さんが手をあげる。
それを合図に新八さんと平助くんがこちらに顔を向けた。
「女子らしい恰好してるじゃねぇか」
左之さんが目じりを下げた。
「マサさんが、貸してくれはったんです」
「どうだ、豪勢な風呂だっただろう」
新八さんが笑う。
「うーん、そうなんかな。よう分かりませんけど」
あたしは苦笑いした。
「置屋にいたんだし、そういうのには慣れてるんでしょ」
くすっと笑った総司くんに平助くんが噛み付いた。