恋敵手(ライバル)現る!?
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「いてっ、なにすんだよぅ」
「何って、どんな思いでのぞみちゃんが足抜けしたと思ってるんだ!」
「はっ、」と息を飲んで平助くんは眉尻を下げる。
「ご、ごめんな…………」
「ううん、いいねん、いいねん」
2人のそれぞれの気持ちが嬉しい。
「うーん、似合うかどうかは別として、あたし、ピンク色が好きやねんかなぁ…………」
数本あるピンク系の反物をコロコロと広げてみた。
「ぴんく?」
「…………って、どんな色だ、のぞみちゃん」
「────は?」
ああ、そうか、ピンクって英語だった。
「えっと、桃色系?」
「桃色?」
「ぴんく?」
「う、うん、うちの方じゃ、そういうふうに言うてん」
「そう言うたら、京言葉みたいに聞こえて、ちょっとわてらが使う言葉とはちゃいますなぁ」
呉服屋のおじさんも突っ込んできたので、聞こえない振りで反物を物色した。
「これなんかどう?」
平助くんが、自分の肩に反物をかけて見せる。
ピンク色の地に小花柄が可愛らしい。
「あ、可愛い!平ちゃん、センスええやん!」
「扇子?…………花柄だけど?」
「…………ああ、そうそう、」
ああもう、いちいちめんどくさい!
「ええー、そうかぁ?
のぞみちゃんは大柄だから、柄も大きいものが似合うんじゃねぇか?」