恋敵手(ライバル)現る!?
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「そうだ、俺の女房になりてぇんだったな」
腕を腰に回してきた土方さんは、悪趣味にも耳元に息を「ふぅ~っ」と吹きかけてきた。
「ぎゃーーーっ!!」
(────あ??!)
ちょっと待て。
そう言えば、こんなことがなかったか?
「あーーーーー?!」
ごそごそと動いて、あたしは仰向けになった。
すぐ目の前に土方さんの顔があって、ドキッとする。
「…………ひ、土方さん?!」
「女房にしてやろうか?」
「ちょっ…………」
キスされないように、手で口を覆って顔を背ける。
「そう恥ずかしがるな、いい年してみっともねぇぞ?」
さっきあたしが言ったセリフを可笑しそうに言ってくる。
「【あれ】土方さんやったんです、もしかしてもしかすると?」
「うん?」
あたしの防御を巧妙にすり抜けて、首筋に鼻先を突っ込んでくる。
「ちょ、────」
「何のことだ?」
「そやから、────ちょーーーーっ!!」
ぐいと腕で押して、土方さんを遠ざける。
「ちっ、なんでぇ」
盛大に舌打ちして、土方さんは身体を起こした。
「あの夜の侵入者ですよう!!」
あたしも起き上がって、畳のうえにぺたんと座った。