恋敵手(ライバル)現る!?
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部屋にはすでにみんな揃っていて、寒そうに貧乏ゆすりをしている。
「おはようございまーす!」
「おう!」とこちらに顔を向けた新八さんが怪訝な顔をした。
「のぞみちゃん、襦袢の下に何を着てるんだ?」
「───ああ、」
あたしは言って、襟を広げた。
興味津々に覗き込む新八さんと左之さんとは逆に、一くんは顔を赤くして背ける。
「寝間着」
「寝間着?」
「寒すぎて寝間着脱ぐのん嫌やったから、その上に襦袢を着たんです」
「ものぐさな君がやりそうな事だよ」と、憎たらしいセリフが背後から聞こえてきたが無視する。
「何だよ、寒いんなら俺のところにくればいいのに」
新八さんがニヤニヤと笑う。
「一晩中汗かかせてや───」
そして、左之さんに頭をはたかれた。
「のぞみに向かって下品なことを言うんじゃねぇよ、馬鹿」
───あの時、楠くんよりわずかに早く繰り出された左之さんの剣に、あたしと土方さんは救われた。
「間者だ」の声に駆け付けた左之さんは、表門の異常事態に気が付いた。
霧が出ていたのを幸いと、あたしと楠くんの背後に回っていたという。
「取り敢えず、これを羽織ってな」
そう言って左之さんが羽織をよこしてくれた。
リーチの長い左之さんの羽織は袖が邪魔になって仕方ない。
結局たすき掛けを余儀なくされて、余計に腕が寒い。