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夕食のお膳についていた面々は、あたしの姿を見るなり土方さんがしたようにあんぐりと口を開けた。
「あれ、のぞみちゃん、どうした?」
新八さんが素っ頓狂な声をあげた。
そりゃまあ、そう言うだろう。今朝、見送りまでしてくれたのだから。
「俺達が預かることにした」
お膳の前に座りながら、土方さんが説明する。
「預かるって?」
左之さんも事態を飲み込めない調子で訊く。
「どうやら、足抜けらしい」
そう聞いて、左之さんは眉を寄せた。
「それで……」
【それでそんな酷ぇ姿に】とでも言いたかったのだろう。
「そうか、それは辛ぇ思いしたな」
左之さんは、悲しそうな笑みをもらして、
「安心しな、連中がお前ぇを捜しに来ても引き渡したりしねぇから」
そう付け加えた。
なんか、皆を騙してるみたいで良心が少し痛むが、この際そういうことにしておこう。
(勘違いした土方さんが悪いんやし……)
「しかし、隊内に女子がいるというのはどうなんでしょう」
山南さんだ。
それに対して、土方さんが厳しい口調で言った。
「芹沢だってお梅を囲ってるんだ。別に構やしねぇだろ」
「そうは言っても……」
山南さんは渋い顔だ。