ウソか誠か
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だって、【気に入らないから】と殺してしまうことこそ、士道に背いていないか。
(土方さんは、そんなことせぇへん)
(………、せぇへん)
(せぇへん、………やんなぁ?)
「はぁ、」と声に出して溜息をついた。
今日みたいに、みんな忙しくて誰ともちゃんと話ができない日は、消化不良みたいに色々なことが不安となって襲ってくる。
(あたしは知らんことが多すぎるなぁ………)
あたしは、土方さんを知らなさすぎる───。
ぎし、───縁側の床が鳴った。
総司くんの部屋を通り過ぎていくその足音は、土方さんだろう。
(………確かめたい)
真偽を確かめたい。
【芹沢さんを殺したんは長州ですよね?】
───土方さんと違いますよね?
たまらず布団から抜け出して、そっと障子を引き開けた。
縁側に顔を出して土方さんの部屋の方を見ると、やはり明かりが灯っている。
そんなことを訊けば怒られるかもしれない。
【明日、出て行け】と言われるかもしれない。
けど───、細く開けた障子からそっと足を縁側に出した時、
「どうしたの、おしっこ?」
総司くんの声にドキッとして、障子が大きな音を立てた。
「もうーーー、びっくりするやん!」
振り返ると、総司くんが突っ立っていた。
「おかえり、仕事やったん?」
「そうだよ、そこをどいて」