ウソか誠か
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「すんまへん、なんかお邪魔してしもたみたいで」
「ううん、そんなことないよ。食後の恋バナ中やってん」
「こいばな、どすか?」
うふふ、とあたしは笑う。
まさか、芹沢さんを殺したのは左之さんや土方さんだったと話していたとは言えない。
「恋の話」
「こ、恋!?」
「うん、誰が好きとか、好きな人とどうしたとかこうしたとか」
楠くんは恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
「楠くんは、誰か好きな人いる?」
「わ、私など、まだまだ修行中の身ぃどすし、そんな女子はんのことやなんか、考えてられまへん………」
しどろもどろになって照れた顔も最高に可愛い。
「それはそうと、どこ行くん?おつかいかなんか?」
「いえ、ぜんざいでも食べに行きまへんか?
ほんまは、祇園とかにご飯食べに連れてってあげられたらええんどすけど」
ひょっとして、昨日のあたしが言っていたことを気にしているのだろうか。
「ううん、今はぜんざいが食べたい!」
楠くんは、恥ずかしそうに笑った。
ウソか誠か<1>/終