ウソか誠か
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「おリクちゃん、」
「分かってる、もう誰にも言わへん。
そやけど、あて一人で黙ってるんは、しんどかってんもん。堪忍して」
スエちゃんがあたしを見た。
「のぞみはん、大丈夫?」
「───え?」
「そやから、あの人らと一緒にいて大丈夫なんどすか?」
「ま、まさか、あたしは暗殺対象にはならへんやろ……」
「そやけど、なんやきつい法度があるて聞きましたえ。違反したもんは即切腹やて」
心配そうにこっちを見たスエちゃんに、あたしは涼しい顔を作って言った。
「だって、これだけの大所帯やったらある程度の規則は要るやん。
それに、荒っぽい人が多いみたいやし、緩い規則では話にならへんのんと違う?」
だけど、───暗殺?
芹沢さんたちが暗殺される理由───考えなくても分かる。
角屋さんでの大暴れや、大和屋焼き討ち、それほどひどくないにしても強盗まがいの金策。
詳細を知らされないあたしでも、芹沢さんが頭痛の種であったことは分かる。
ひいては新選組を面倒みてくれている会津のお殿様も監督不行届きということになって、迷惑がかかることになることも。
(けど、………暗殺?)
人を死に至らしめるのに【良い】【悪い】はないかもしれないが、暗殺はどう考えても【自己都合で相手を死に至らしめる方法】としか思えない。
そんなことをしなくとも、それこそその【法度】で裁けばよかったではないか。
そのためのルールだ。
(土方さんが、暗殺なんかする?)
(───ううん、)
まだ犯人が土方さんと決まったわけではないではないか。
だって───、