家へ帰ろう
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あたしは、はっとして、
「【ヘー】ちゃん、それ、ほんまもんの刀?もしかして、もしかすると」
【へースケ】は可笑しそうに笑って、あたしの目を見た。
「お前、面白れぇこと言うなぁ」
「ちょっと見せて」
あたしが柄に手をかけようと手を伸ばすと、
「おい、やめろって!」
それに触れる前に【ヘースケ】があたしの手を払いのけた。
「──危ねぇなあ。見たいならそう言えよ、見せてやるからさ」
ほら、と言って【へースケ】は、いわゆる鯉口を切った。
「切れんのん、ほんまに」
手を伸ばすと、
「わーーっ!」
【へースケ】は慌てて、あたしの手をつかんだ。
「だから、危ないって!下手すりゃ指が落ちるぞぉ」
あたしはポカンとして、、
「またまたぁ!」
あっはは、と笑って【へースケ】の腕をぱしんとはたいた。
「見てな」
【へースケ】は懐から懐紙の束をつかみ出すと、そっと刃に当てた。
──サク、
軽い音とともに、その紙の束がサックリと切れる。