1/100のオンナ
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「大丈夫です。もう土方さんの部屋に押し掛けたりしませんので」
今更どこかへ売られたり、住み込みの仕事を与えられたりするのは勘弁して欲しい。
ここはなんとか態度を改めて、平身低頭お願いするしかない。
指につまんでいた漬物も慌ててお皿に戻した。
「お漬物も勝手に取ったりしませんし」
土方さんは大きな溜息を落とした。
呆れた目付きであたしを見ている。
「島原でも祇園でも、好きな時に好きなだけお泊まりしてきてもらって結構です、もちろん。
留守はあたしがしっかり預かっときますんで」
「───そうかい、」
一拍おいて、土方さんはあたしの説得をあきらめたように言った。
【ここを出ろ】
そんな風に思われていたなんて、少しショック。
仲良しだと思っていたのは、やはりあたしだけだったのだ。
「どうした、のぞみ。魚、食わないのかぁ?」
目の前からオカズを狙ってきたのは平助くんだ。
「食べたないから、食べてくれてええよ」
「そ、じゃあ僕がもらってあげるよ」
にゅっと横から箸が伸びてきて総司くんが魚を取っていく。
「総司!!俺が先に訊いたんだぞぉ?!」
「なんだよ、【食べないの?】って言っただけで、【もらっていいか?】とは訊いてなかっただろう?」
「屁理屈言うな、この野郎!」