1/100のオンナ
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あたしは薄目で土方さんを観察した。
何を怒っているのか、さっきから不機嫌そうな顔つきだ。
(まさか、土方さんやった………?)
それをあたしに【気色わるい】と評されて怒っているのだろうか───いや、そんなことあるはずがない。
他のメンバーならいざ知らず、女に盛大にモテている土方さんがわざわざあたしを襲ったりはしない。
だからこそ、土方さんの部屋へ行ったのだ。
「───な、なんでぇ」
土方さんが睨んできた。
「いえ、なんでもありません」
そっけなく言って、あたしは土方さんの漬物に手を伸ばして一つつまみ上げると、口の中に放り込んだ。
思った通り、土方さんは睨んでくる。
「───お前ぇよう、」
「はい?」
【勝手に漬物を食うな】と言うつもりだと知りながら、パリパリ言わせながら答える。
「ここを出るか?」
「───はい?」
なんだ、急に。
まあ、そもそも、土方さんの好意でここに【かくまって】もらったのだ。
その恩を忘れて、あたしがのさばり過ぎたということだろうか?
「押し込みが怖くて眠れねぇんだろう?」
まずい、それを口実にここを追い出すつもりだ。
そしてあの太夫をあたしの代わりにここに呼ぶつもりなのかもしれない。
あたしは内心ムッとした。
「いえ、そんなことないですよ?」
姿勢を正して、あたしは極力丁寧な言葉遣いで言った。
「しかし、」