眠れぬ夜
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布団の半分近くがせり上がってしまっている土方さんは、一人渋い顔だ。
「土方さん、良かったら僕の部屋を使ってくれていいですよ」
こめかみをぴくぴくさせていた土方さんは、唸るように言った。
「お前ぇらだけにしとけるか、馬鹿野郎」
そう言って、乱暴に灯火を吹き消すと、自分の布団に潜り込んだ。
そして、あたしを見上げて言う。
「そんなとこに突っ立ってねぇで、お前ぇもさっさと寝やがれ!」
あたしは、くすくす笑いながら布団に入った。
(それにしても、賊はどこへ消えたんだろう?)
(ま、いいか)
この三人と一緒なら、また賊が戻って来てもきっと守ってくれるに違いない。
「おやすみなさぁい」
あたしは言って、布団をかぶった。
眠れぬ夜/終