眠れぬ夜
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「ほら、総司は帰ぇったぞ」
顎をしゃくられて、平助くんは「ちぇ~っ、」と舌打ちする。
すると、また足音が戻ってきた。
「よいしょっと、」
お尻から部屋に入ってきた総司くんは、腕に布団を抱えている。
「僕も、ここで寝ることにするよ」
「───はぁっ?」
土方さんが、鬱陶しそうな声をあげる。
総司くんは、早速土方さんとあたしの布団の間に自分の布団を割り込ませた。
「うおっ、それ、いいなぁ!」
「おい、平助!!」
平助くんは土方さんが止めるのも聞かず、バタバタと部屋を出て行った。
ガタン、向こうの方で、障子にぶつかる音がする。
すぐに足音が戻って来て、布団が部屋に入ってきた。
平助くんの顔が、すっかり布団の向こう側に隠れてしまっている。
「俺も!」
「あのなぁ、四組も敷けるかよ!」
「大丈夫、大丈夫!」
平助くんは、布団をぎゅうっと押しやって、あたしの布団と障子の間に無理やり自分の布団を押し込んだ。
そのせいで、それぞれの敷布団が、それぞれの布団の上に重なる形になっている。
土方さんの布団なんて、押し入れ側に押し付けられてめくれ上がっている。
「なんで、寄ってたかって俺の部屋に押し掛けるんだ」
「なんでって、一人より三人で守った方が安全だからに決まってんだろう?」
平助くんはさっさと寝転がると「さ、のぞみ、ここにおいでよ」と、自分の隣をぽんぽんと叩く。
総司くんも、自分の布団に寝転んで、布団をかぶった。