家へ帰ろう
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そういえば、朝食のときにごはんをよそってくれた女の人も【下女?】っぽい衣装だった。
あの人は、婦人警官だったのだろうか?
(あたしやったら、お姫さんとか、せめてどっかのお金持ちのお嬢さんの衣装を着たいけど……)
(それこそ、【くの一】とか!)
なかなか四条通には出ないままに歩き続け、小さな交差点に出た。
「着いたぜ」
【ヘースケ】が足を止める。
あたしは、なんてツッコもうか考えた末【ヘースケ】の腕をパシンと叩いた。
「もう、【ヘー】ちゃん!ええかげんにしなさい!」
関西人として恥ずかしいくらい、しょーもないツッコミになってしまった。
「何がだよ」
【ヘースケ】は可笑しそうにあたしを見る。
「なに、ってここ四条大宮とちゃうやん」
「はぁ?」
「なあ、お願い。もうそのお芝居やめてもらえへんかなぁ。
あたし、二日酔いでしんどいし、電車で帰りたいねん」
【ヘースケ】は困惑顔で【ハジメくん】を見た。
「そんなこと言われてもなぁ……」
(あー、もうええや)
「ほな、四条烏丸まで行くわ」
「ええ!?それじゃあ、ますますお前の家と離れちまうぞ」
「ええねん、烏丸まで行こ!」
「どうするぅ、ハジメくーん」
それに答えた【ハジメくん】のセリフはふるっていた。
「では、四条烏丸まで行ってみてはどうだ。何か分かるやもしれん」
(おおー、侍になりきってる……)