家へ帰ろう
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「そんなにかしこまらなくても普通に話してくれたらいいよ。年もそんな変わらないし」
「何才?」
「二十、ハジメくんも」
「──そうなん!?あたしももうすぐ19才やから、あんまり変わらへんな!」
ため口に戻してあたしが笑うと、
「そうそう、だからもっと気楽にしてくれたらいいよ」
あたしは笑って、【ヘースケ】の横に並んだ。
それから、【ヘースケ】は今の京都の情勢とやらを語った。
「攘夷派の奴らが、メチャクチャしやがるからさ」
(じょうい……?)
【尊皇攘夷】のことだろうか。
確かに、それを大音量で謳って四条河原町なんかで大きなクルマを走らせている超コワイお兄さん方がいらっしゃる。
「ああ、なるほど。確かにコワイね、あれは」
「だろう?だからさ、そういうのを取り締まってるんだよ」
「へえー」
(お巡りさんも大変やなぁ)
(その上に祇園祭やからいうて、こんな仮装までさせられて……)
昨夜の不安はどこへやら、俄然心強くなってきた。
(お母さんにも説明してもらお)
警察官に説明してもらえば、昨夜帰宅できなかった事情をお母さんだってわかってくれるはずだ。