賽は投げられた
夢小説設定
名前変更名前の変更ができます。
※苗字は固定となっています。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「その食べ物と笑うことに何か関係があるのですか?」
「ああ、──ほら、【チー】て言うと笑った時の口の形になるやろ?」
皆、口々に「ちー」と言っているのが可笑しい。
やがて、山野さんが噴き出した。
「沖田先生のおっしゃる通り、面白いお人だ」
「──は?」
なんでそこで総司くんの名前が出てくるのだ。
「私、沖田先生にお供させていただいているので」
山野さんが微笑んだ。
「沖田先生のお側は腕の立つ者ばかりなんですよ」
馬越くんが前のめりに言った。
笑うと両頬に笑くぼができるのが何とも可愛らしい。
「へえー、男前の上に強いとか、モテ要素しかないやん!
なあ、平ちゃん?」
平助くんは、ブスッとしてお酒をあおっていた。
「平ちゃん、そんな顔したら男前が台無しやで?」
「のぞみは俺より、そういう顔が好きなんだろう?」
巻き舌で絡んでくる。
「お前ら、こいつに手ぇ出したら俺が許さねぇからなぁあ?」
「はいはい、」
よしよし、と肩を抱くと、平助くんはあたしの膝に頭をのせて寝転がってしまった。
それを見た左之さんが、助け舟を出してくれた。
「平助、のぞみから離れろ。飲みすぎだぞ」
抱き起こして、自分にもたせ掛けた。