Happy Birthday!
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「ちょっと、あたしの単独犯みたいに言わんといてよ。
そもそも、それを考えたんは総司くんやん」
「──え、」
菊ちゃんは、手で顔を半分隠して笑いながら総司くんを見る。
「そんなの可愛いもんだよ。
のぞみ君なんて、その遊女への返事に添えてあった土方さんの恋の句に【なんちゃって】って一文を付け足して出したんだから。
良い度胸してるよ」
「それそれ、それやねんけどさ。
なんか、その【歳三如何のよミ違ひ】が可愛いって遊女に評判ええらしいねん」
「それで怒ってるんだ」
「怒ってないよ。 土方さん、超ごきげんやった」
「違うよ、君がだよ」
菊ちゃんの視線があたしに向いた。
「──は?──あたし?
まあ、ギャフンと言わせられへんかったんは癪に障るかなぁ。
もっとどぎつくしたったらよかった」
総司くんは、「ふん、」と鼻で笑った。
Happy Birthday<1>/終