Happy Birthday!
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「すいませんでした、考えなしに余計なこと言うてしもて」
あたしは素直に謝った。
土方さんは不意を突かれたような表情になる。
「分かりゃあいいんだよ……」
口ごもるように言って、また背を向ける。
その背に向かって、おずおずと訊いた。
「あの、あたしなんかで申し訳ないとは思うんですけど、良かったら続きで肩もみましょか?」
「……、お前ぇしかいねぇんだから、仕様がねぇだろう」
(────、)
この男だけは、【そんなことねぇよ】とか、少しは気の利いたこと言えないのか──。
予想通りの返答に、少しゲンナリとしながらあたしは答えた。
「……はいはい、」
「【はい】は一回でいい!」
「はぁーい、」
壬生寺に駆け込んだあたしは、総司くんの姿を捜した。
「──あ、いたいた!」
菊ちゃんと並んで、お堂に腰かけている総司くん目指して走る。
それを見つけて、五平も駆け寄ってきた。
「また邪魔しにきたんけ?」
「──へ?」
「沖田とお菊の邪魔しにきたんけ?」
「あほう!
人の恋路を邪魔したら、馬に蹴られるやろ!」
どん、と突き飛ばして、総司くんの許へ走った。
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