Happy Birthday!
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(……、バ、バレてる)
「どうした、手に力が入ぇってねぇぞ?」
あたしは話題を変えるべく、
「──そ、そうや!
あたし、あさって誕生日なんですけど、なんか甘いもんとか食べに連れてって欲しいなぁ~!
ね、土方さん! ほら、前、言うたはったやないですか。
【ダンゴ食いたなったら俺にゆえ】って。
今がちょうどその時です!
いつ行くんです?──今でしょ、ってやつですよ、ね?」
土方さんの鋭い視線があたしをとらえていた。
「──な、なんですか?」
「なにを、そんなにビクビクしてる」
「別に」
「そういやぁ、沢山たまってた恋文はどこへいった」
「──え、ほかし(捨て)ましたけど。
こないだ、ぜぇんぶ返事出したときに。
そう言うたはったでしょ、処分しとけって」
土方さんは、くるりと身体ごとこちらを向いた。
「ははん、」
目を細めてあたしを見る。
「お前ぇの仕業だな?」
「──な、なにがです?」
絶体絶命。
「俺が書いてやった手本に余計な一言を付け足しやがったのは」
(例の、【な~んちゃって】……)
「さあ、なんのことやら」
「残念だったなぁ」
土方さんは、腕組みであたしを見上げた。
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