家へ帰ろう
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食事が済んだあと、少し横になって休ませてもらったあたしは、いく分気分も良くなって「もう行けそうです」と【ヘースケ】に声を掛けた。
カゴバッグの中にワンピースを詰め込んで、あたしはサンダルをはく。
「お世話になりました」
玄関先まで見送りに出てくれた【左之さん】と【新八っつぁん】【源さん】に頭を下げる。
「気を付けて帰るんだよ」
【源さん】がにこにこ顔で言ってくれた。
「道中腹が減ったら食べなさい」
竹の皮で包まれた、いかにも、という感じのおにぎりを手渡してくれる。
あたしはくすっと笑って、それを受け取った。
「ありがとうございます」
「まあ、またこっちの方に来ることがあれば、顔を見せてくれや」
【新八っつぁん】が肩を叩く。
「待ってるからな」
【左之さん】は笑みを浮かべた。
「はい、」
昨夜はどうなることかと不安に思ったが、思いがけず良くしてもらって少し離れるのが寂しくも思う。
「また、ご挨拶に寄せてもらいます」
そう言うと、【源さん】は嬉しそうに目尻を下げた。