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「ほな、沖田ともそういうことすんのけ?」
今朝の総司くんが、まさしくハグしてきたけど──菊ちゃんの手前、それを言うのはやめておこう。
「するか!
ハグは、仲良し同士がするもんや」
「沖田と仲悪いん?」
ちら、と菊ちゃんを見ると、背中の子を揺すりながらうつむいている。
「悪くはないけど、平ちゃんほどは仲良しちゃうかな。
平ちゃん、顔も可愛いし、性格もすごいええし」
「のぞみは、ああいうんがええん?」
五平があたしの目を覗き込んでくる。
「うん、大好き」
ふうん、と五平は地面を蹴った。
(あれ、不貞腐れた?)
そう思ったとたん、ニヤリと笑う。
「離れ貸して欲しなったら、いつでも言えよ」
「あんたにだけは絶対頼まへん」
夕方まで子供たちと遊んで、あたしは独り屯所に帰った。
まだ誰も帰っていない様子だ。
仕方なく、あたしは台所へ向かった。
「のぞみはん、すぐお膳の用意しますさかい待っとくれやす」
スエちゃんが笑みを浮かべる。
「今日は、スエちゃんらと一緒に食べてもええかなぁ」
スエちゃんはリクちゃんと顔を見合わせてから、
「かましまへんけど、あてら食べるん待ったはったら遅なりますえ?」