お相撲さんがやってきた!
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「土方さんのアイディアなんですか?」
「──あいであ?」
「ああ、えーと、考え?」
「そういう訳でもねぇんだが、大坂の力士たちと色々あってな」
はあ、とため息を漏らす。
「色々あるとこが、色々あるんですね。
いつやったか芹沢さんが大暴れした宴会も、色々あってのことと違いましたっけ?」
「そうだ、よく覚えてるな」
土方さんは小さく笑った。
「まったく、頭が痛ぇよ……」
「──は、頭が痛いといえば!
あれ、大丈夫なんです?」
「あれ、って?」
「ほら、芹沢さんが大和屋さんを焼き討ちしちゃった件ですよぅ。
それが原因で、浪士組が解散とかになったら、あたし行くとこなくなって困るんですけどぉ」
「──ああ、あれな……、」
土方さんは、眉間を指でつまんだ。
そして、はっとしたように指を離す。
「誰に聞いた、その話」
「新八さんですけど」
土方さんは、「あちゃー、」と額を押さえた。
「……、まあ、いいか。
ここに居りゃあ、自然と色々耳にするだろうしな」
「解散しないですよね?」
あたしはもう一度聞いた。
「するわけねぇだろ」
「そやけど、カタモリさんでしたっけ?
上役の人にしたら、そんな問題ばっか起こされるんは鬱陶しいはずでしょ?
預かってる手前、管理責任てもんがあるでしょうし」
「だろうな」
あたしはガックリと肩を落とす。
「ほな、やっぱり身の振り方考えとかんとあきませんね……」