お相撲さんがやってきた!
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井戸水で冷たく冷やしたお茶をお盆にのせて、あたしは土方さんを訪れた。
もちろん自発的ではなく、「茶を持ってこい」と偉そうに言われたからだ。
「おまちどうさんどすぅ」
紋服を脱いで、平服に戻っている背中に声をかけた。
土方さんはしかめっ面をこちらに向けて、
「気色の悪い声を出すな」
と言って、またぷいっと向こうを向いてしまった。
「あっはは、気に入りませんか?
おかしいなぁ、こういうのん、好きやと思てたのに」
湯飲みを文机に置きながら笑った。
「柄じゃねぇんだよ、柄じゃ」
「ほな、ごっつぁんですっ!」
力士の真似で、声をかすらせて言う。
「お前ぇなあ、」
飛んできた右手をひょいと避けて、「あはは」と笑うと、こちらに視線を向けた土方さんの表情が厳しくなった。
「お前ぇ、その恰好──」
「はい?」