お相撲さんがやってきた!
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新八さんは両袖を代わる代わるたくし上げながら、「そういうことだよな」と苦笑いした。
「まあでも、芹沢にしたらそうなんだろうよ。
【尽忠報国の士が軍資金を必要とするときはこうするのだ】ということを見せつけるために、大和屋を襲ったに違いない。
近藤さんも土方さんも、そう見てる」
「ええーー、大和屋さん、えらいとばっちりですねぇ……」
「しかし、これでいつ壬生浪士組は解散に追い込まれるか分からなくなっちまったし、自分たちまで大和屋焼き討ちに加担していたかのごとく思われるのは大迷惑だ──と、近藤さんたちも腹を立ててる」
「ですよね!あたしも困ります、解散されたら」
「だよな!」
新八さんがあたしに笑みを向けた。
「てことはさぁ……、」
平助くんは言いかけて、「おっと」と手で口をふさいだ。
その視線の先にあたしがいるから、きっとあたしには聞かせたくないことなんだろう。