家へ帰ろう
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今も太ももが丸出しになっているワンピースのすそを直して、掛け布団を引き寄せた。
「さっさと着物を着ろ。近藤さんが目のやり場に困ってるだろうが」
やっぱり着ないと駄目なのか──。
(そやけど……)
「先にトイレに行ってもいいですか?」
【近藤さん(ゴリラ)】と【土方さん】は顔を見合わせ、二人同時にあたしを見た。
「何だって?」
【近藤ゴリラ】が怪訝そうに聞く。
「トイレ、……。着物を着てからやと、やりにくいんで……」
「何がやりにくいって?」
意外にも優しい声色の【ゴリラ】が聞く。
「トイレです。夕べから行ってないんで……」
言葉にしてしまうと、猛烈な尿意に襲われた。
「あかん、漏れそう!トイレ、どこですか?!」
【漏れそう】という言葉で察しがついたのか、
「厠か!」と、土方さんが瞬く。
「そうっ、どこですか!?」
「ああ、厠ならあっち──」
【近藤さん】が指差したと同時にあたしは立ち上がった。
「おい、待て!」
【土方さん】が部屋の入り口に立ちはだかる。
「近藤さん、着物、放ってくれ!」