お相撲さんがやってきた!
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今日も土方さんたちと同じように黒紋付に縞の袴姿だ。
「えらいパリっとしてるやん!
そういう恰好してると、なかなかカッコええで!」
総司くんは顔を引き攣らせて笑みを浮かべた後、すぐに視線を新八さんに移した。
「新八さん、近藤さんと土方さんがお呼びだよ」
「んあ? どうした、何かあったのか?」
大きな声では言えないことなのか、総司くんは「いいから、」と新八さんを引っ張った。
「のぞみ君のことは俺にまかせておけ」
島田さんに言われて、新八さんは総司くんについて境内の方へと人込みに紛れて行った。
「なんかあったんかな?」
平助くんに訊くと、「さあー、」と小首をかしげている。
「なんか聞いてるか、一くん」
「いや、」
一くんも、新八さんの後ろ姿を眉を寄せて見ていた。
「──ま、いんじゃね?俺たちは呼ばれてないんだし」
「そやな、手伝いとかさせられたらめんどくさいもんな」
あたしがお椀をふうふう吹くと、すでに島田さんは二杯目のお椀を手にしていた。
今日も三杯を食べ終えた島田さんに続いて境内に向かった。
だが、ムシロの席を案内して回っているのは新人の隊士たちらしく、土方さんたちの姿はない。
特にそれを気にすることもなく、四人並んでぶつかり稽古を見ているところへ新八さんが戻ってきた。