お相撲さんがやってきた!
夢小説設定
名前変更名前の変更ができます。
※苗字は固定となっています。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
相撲の興行は二日間行われたから、あたしたちは飽きもせず、連日見物に向かうことにした。
昨日約束を取り付けておいたので、新八さんに連れられたあたしと平助くん、一くんが八木さん家を出たところに島田さんは待っていた。
「はいはーい、リキさんが先頭!」
露払い役の島田さんを先頭に、平助くんとあたし、後ろに一くん、その後ろに新八さんが並んで、今日も人であふれている壬生寺に入っていく。
島田さんはぜんざい屋の前まで来ると、ぴたっと足を止めて、あたしを見下ろした。
「のぞみ君、一杯いかがです」
「はい、いただきたいです!」
「では、今日は俺がおごりますよ」
あたしと島田さんが連れ立ってぜんざい屋へ進んで行くのを、他のメンバーは苦笑いでついてきた。
「おやじさん、俺には大盛を頼みます」
「あたしは並で!」
あたしは、島田さんと顔を見合わせてニンマリと笑う。
「リキさん、今日も大盛で3杯ですか?」
「なんの、まだ三杯で我慢しているくらいです。
本当なら、あの釜全部平らげたいところですよ」
島田さんは声を立てて笑う。
「寒くなったら、屯所でも汁粉を炊きましょう」
「わー、楽しみです!京都の冬は寒いですからねぇ!」
新八さんがゲンナリした顔を下げている。
「お前さんたち、よくこんな甘いものが食えるなぁ」
その背後に総司くんの顔が見えた。