お相撲さんがやってきた!
夢小説設定
名前変更名前の変更ができます。
※苗字は固定となっています。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あれ、小遣い持ってんだ?」
「うん、土方さんくれはってん」
「ふうん、じゃ、それは残しとけよ。汁粉くらい、俺がおごってやるからさ」
平助くんがにっかと笑う。
「すまんな、平助。馳走になる」
あたしの背後でそう言った一くんに、
「一くんは自分で買いなよ」と、平助くんは唇を尖らせた。
島田さんと輪になってぜんざいをすする。
「あっついですね」
「確かに。でも、甘いものを食べると疲れがとれる気がして」
「あ、実際そうなんですよ。
砂糖は疲れをとるんです。食べ過ぎはあきませんけど」
うん蓄をたれると、三人は「へえ、」と感心した目つきであたしを見た。
「島田さん、甘いもの好きなんですか?」
暑いからなのか、恥ずかしいからなのか、島田さんは顔を赤くして、
「ええ、恥ずかしながら。
酒は一滴も飲めませんが、汁粉なら何杯でもいけますよ」
「──、うえぇ」
平助くんが顔をしかめる。
島田さんは声を立てて笑い、
「のぞみ君は、甘いものお好きですか?」
「はい、大好きです!
実はこの間も、どうやらものほしそうな顔してらしくて、知らんおっちゃんが団子をおごってくれはりました」
あっははは、と笑うと一くんが呆れた顔をした。