The Show Must Go On
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「あらら、寝ちゃった」
藤堂はのぞみの顔を覗きこんだ。
「どうします土方さん、運びますか?」
土方は顔をしかめた。
「飲ませ過ぎだと言ったろうが」
ため息をつきながらのぞみを抱き上げた。
「手ぇ出すなよ、土方さん」
左之助の軽口に、
「こんな面妖な小娘に手を出すほど、女にゃ困ってねぇよ」
皆から意味ありげな笑いが漏れた。
フンと笑って、近藤の部屋へと連れて行く。
後を追いかけてきた藤堂に布団を敷かせ、その上に下ろした。
「ひでぇ格好してたから心配したけど、元気そうで良かった」
藤堂がほっと息をつく。
「本当のところ、何があったんだろうな」
「さあな、……」
「でんわ、って言ってたっけ?なんのことだろう」
「時々こうして話がかみ合わねぇ。ここがおかしいのかもしれねぇな」
土方は自分のこめかみを指でつついた。
「そうかなあ、そんな風には見えないけど……」
寝顔を見下ろして、藤堂は首をひねる。
「とにかく、明日、こいつの家まで送ってやってくれ」
「わかった」
藤堂は満面の笑みで答えると、そっと障子を閉めた。
The Show Must Go On/終