Missing Without A Trace
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「土方さんずるいぞ、俺にも手伝わせてくれよぉ!」
土方さんは、ちらりと平助くんを見て、
「平助、俺はお前ぇみてぇに下心があって言ってるわけじゃねぇ」
「お梅さぁん!」
最後に平助くんに泣きつかれたお梅さんは、呆れ顔できっぱりと言い放ったという。
「誰ぞ、女中を二人ほど呼んできとくれやす!」
さっきまで口角泡を飛ばさん勢いだった面々は、すごすごと退散していったという。
(ほんま、しんどい思いしてるあたしの横でアホ丸出しやな……)
「お梅さんにも迷惑かけてしもて、すいませんでした。
芹沢さんにも、よろしく言うといてください」
すると、お梅さんは腕を絡めてきて小声で耳打ちする。
「あんな、一番に部屋に乗り込んできはったんは誰やと思う?」
質問の意図がよく分からないまま、
「……、土方さんですか?」
そう答えた。
どん、とお梅さんに脇腹を肘で小突かれて、あたしは咳き込む。
「あんた、土方はんとデキてんのん?」
「──はっ?」
なぁんや、とお梅さんは眉をへの字にしている。
「ちょ、ちゃいますて!なんで、みんなそう言うんですか」
お梅さんは、あたしに顔を向けてニコッと笑った。
「そうやんなぁ」
「──、なんなんですか、一体……」