Missing Without A Trace
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「へぇ、そうどす。
【着替えさせたい】て言うてきはったさかい、あてがしたんどすけど、──」
そこで言葉を濁す。
「な、なんなんです……?」
「あんた、丈高いさかいに、あて一人で着替えさすんは無理どっしゃろ?」
(──へ?)
「そ、それで……?」
そこでお梅さんは、誰かに手伝ってほしいと願い出たという。
「ほんならな、」
お梅さんはくすくす笑い出した。
平助くんがいの一番に名乗り出たという。
(なんか想像できるんが、コワイ……)
「どさくさに紛れて助兵衛なことを言い出すんじゃねぇよ、お前ぇは!」
左之さんにどつかれて「──てぇな、」と、平助くんは不満げに唇を尖らせた。
お梅さんは笑う。
「ちゃうんえ、あては、誰ぞ呼んできてほしいいう意味で【手伝うて欲しいわぁ】言うたんえ」
だが、そう思っていなかったのは平助くんだけではなかった。
「平助じゃのぞみを動かせやしねぇって」
左之さんが、腕まくりで平助くんを押しのけた。
「土方さぁん!」
土方さんに援護を求めて、平助くんは眉を下げる。
「よし、ここは年長者として俺が」と片膝を立てた土方さんに平助くんは抗議した。