Missing Without A Trace
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ふと気付くと、あたしは、布団の上に寝ていた。
(──あれ?)
確か、縁側で寝転がったはずだったのに──。
それとも、その後、自分で布団をしいたのだろうか。
(──そや、洗濯物!)
(…………、どうしたっけ)
寝ぼけているのか、色々頭が混乱しているみたいだ。
ちょっとだけ──と思って横になったが、寝すぎしまったようだ。辺りは闇に沈んでいる。
(しもたぁ、ご飯の用意も手伝ってない……)
耳を澄ませてみるが、誰の声も聞こえない。
(──え、何時?)
スマホを取ろうと、寝返った。
と、同時に何かがパタリと布団の上に落ちた。
(──何?)
(へ──?、待って、待って、待って!!)
何か、気配がある。
(み、見えてはいけないもの……とか?)
あたしに霊感はない。
しかし、何事にも【初めて】ということはあるのだ。
今夜が【それ】と遭遇する初めての夜になるのかもしれない。
見てはいけないと思うほど、逆に目は見開かれていく。
(な、なんか、座ってる……)
開けっ放しの障子から月明かりが差し込んで、【それ】を照らしていた。
ぼんやりとした光に輪郭が浮かび上がる。
(────、?!)