Missing Without A Trace
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蒲団に下ろされたのぞみの着物の裾と緩んだ襟を、土方は丁寧に直してやる。
「何で、こいつを一人にしといたんだ」
「そんなこと言ったってさぁ」
藤堂も一日中彼女に張り付いているわけにもいかない。
そもそも、大抵部屋にいる土方が面倒を見るべきではないのか──藤堂はそう言いたげに、土方を横目で見た。
「そう言う土方さんだって、見てなかったくせに」
そう沖田が代弁した。
憮然とした土方を見て沖田はニヤッとした。
するとそこへ、どたどたと足音が近づいてきた。
「どんな具合だ、のぞみは?」
桶を抱えて原田が戻ってきたのだ。
「しー、左之さん!のぞみが起きちゃうだろう?」
平助が人差し指を立てた。
「お、おう、悪ぃ……」
原田は手拭いを絞って、汗でぬれたうなじを拭いてやる。
「可哀そうに……、」