スパイ大作戦
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「え、そういう関係?」
五平がにやにやしてあたしと平助くんを見る。
「男前やろ?」
あたしは平助くんに腕を絡めた。
「ふうん、」
五平はにやりとして、お菊ちゃんを見た。
「やて、お菊。よかったなぁ」
「こ、こらっ……、何言うのん?」
お菊ちゃんが耳たぶを赤く染めた。
五平の言葉の意味が分からないまま、あたしは言った。
「平ちゃんもよせたげてくれる?」
五平は、チラリと平助くんを見上げると小馬鹿にしたように言う。
「こいつ、走り速いん?」
「──、こいつ、ってなぁ。
藤堂さんと呼べよ、藤堂さんと!」
平助くんは、怒ったように言う。
「そういや、知らんわ。速いん、平ちゃん?」
「たりめぇだろ?誰に向かって口きいてんだ」
子供相手にムキになってる平助くんもなかなか可愛い。
「ほんまけぇ?
言うとくけど、のぞみはめっちゃ速いで」
「そのくらい俺だって知ってるさ。
けど、今日は遠慮しないぜ、のぞみ」
「今日は、って。
ほんならあたしが逃げたときは手抜きで追いかけてたん?」
「それはそれで問題発言なんじゃないの、平助」
総司くんも呆れ顔だ。
「総司、偉そうに言うなよ。
お前だって、追いつけなかったくせに」